成果

  • パッチサイクル時間を 86% 短縮

  • エンドポイントソフトウェアの展開時間を 50~60% 削減

  • パッチ適用プロセスの簡素化と一元管理の実現

顧客

概要

  • パート 1

    課題

    このグローバルに活動する人道支援組織は、世界各地に拠点を持ち、中央管理とリモートの IT グループがそれぞれエンドユーザー向けにパッチやソフトウェアを配布しています。複数のチームと複数のツール、そして手作業のプロセスが、不要な複雑さやコスト、セキュリティ上のリスクを生み出していました。

  • パート 2

    解決策

    HCL BigFix を標準プラットフォームとして採用することで、同社は柔軟かつ効果的なエンドポイント管理プラットフォームを導入しました。これにより、パッチ適用やソフトウェア配布の責任をグローバルセンターおよび現地オフィスの IT スタッフ間で共有できるようになりました。

  • パート 3

    結果

    エンドポイント情報収集の実行時間を 1 か月から 1 日未満に短縮。パッチサイクル時間を 2 週間からわずか2日に短縮。23,000 台のエンドポイント向けソフトウェア展開時間を 2~ 3か月から 1 か月に短縮。

課題

米国を拠点とするこのグローバルな人道支援組織は、全拠点にわたる Windows OS のパッチ適用を標準化し、ワークステーションのセキュリティリスクや脅威を低減する必要がありました。各拠点でパッチの適用やポリシーの運用が独立的かつ一貫性なく行われていたため、グローバルセンターや現地オフィスを含む全社的に、より一貫性と信頼性の高いエンドポイント更新手段が求められていました。加えて、必須アプリケーションを全エンドポイントに確実に展開するために、ソフトウェアの展開と追跡を標準化し効率化する手段も必要とされていました。

HCL BigFix Lifecycle は、パッチ適用、ソフトウェア展開、およびエンドポイント全体の修復において効率的かつ直感的な操作性を提供し、手作業や調整の負担を効果的に軽減するとともに、パッチやソフトウェア、OS の展開状況をリアルタイムで一元的に可視化します。

グローバル エンタープライズ IT サービス ディレクター兼最高技術責任者

ソリューション/解決策

HCL BigFix 導入前は、パッチ適用は Windows Server Update Services (WSUS) または Windows Update を使った手動で行われていました。組織全体で標準的なパッチ適用方法やツールはなく、パッチの状態や展開状況をグローバルに把握できていませんでした。また、ソフトウェアは IT 部門がローカルユーザー向けに手動でインストールするか、リモートユーザーには Team Viewer を使用して対応していました。

同社は別のソリューションも検討しましたが、HCL BigFix が複数のOSに対応した効果的なエンドポイント管理ソリューションを提供し、一貫したグローバルなパッチポリシーを実現できることから、これを選択しました。HCL のビジネスパートナーである Alacrinet が同社に HCL BigFix を紹介し、現在は世界中での HCL BigFix およびエンドポイント自動化の展開支援を行っています。

結果

HCL BigFix を導入したことで、この非営利のグローバル企業は、パッチ適用、ソフトウェア配布、リモートデスクトップ制御を一元化する単一ツールを手に入れ、手作業の自動化とエンドポイント管理プロセスの効率化を実現しました。また、HCL BigFix の柔軟な役割ベース管理により、グローバルエンドポイント管理チームは全ユーザーシステムに対して重要なパッチや必須ソフトウェアを展開できる一方、現地オフィスには優先度の低いパッチや特定アプリケーション向けソフトウェアの展開を任せることが可能となりました。

会社について

このグローバルなキリスト教系支援・開発・アドボカシー組織は、宗教、人種、民族、性別に関わらず、子どもたちや家族、コミュニティが貧困や不正を乗り越える手助けをしています。世界約 100 か国で 3 万 7,000 人以上のスタッフが協力し、1 つのビジョンのもとに活動しています。それは「すべての子どもが豊かな人生を送ること」です。

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